「当店ではチーズの盛り合わせに干しイチジクをのせていましたが…」
ドライフルーツにも似た冬瓜漬けやきっぱんは、その代わりになる、 というより「地元のものをつかえるなら、喜んでつかいたい」と、新屋さんは言います。
---どんなチーズが合いますか?
旨味、くさみのあるタイプの方がメリハリが出てきて、お互いのよさが引き立つと思います。
冬瓜漬けにチーズの盛り合わせは、チーズの塩を冬瓜漬けの甘さで優しく包んでくれます。
---今回合わせたチーズを少し解説ください。
ブルーチーズはイギリスのスティルトン、シェーブルはフランスのロワール産です。
ブルーチーズは青かびのおいしさ、シェーブルはヤギの香りがたまりません。
これらのチーズのクセを感じて食べにくい方は、フランスの白カビ・ブリーチーズ(日本でおなじみのカマンベールチーズはブリーの製法がカマンベールに伝わって生産がはじまったもの)が食べやすいかと思います。

---冬瓜漬けときっぱん。「見た目」と「食べてみて」の印象は?
食べるまで、冬瓜漬けは「ちんすこう」のように工場で作られているものだと思っていました。
外側のしゃりっとした食感と、中の冬瓜のやわらかさ、ジューシーさのギャップが楽しい銘菓で、甘さのバランスがよく、こうばしい香りが口中に広がるおいしいお菓子ですね。

また、きっぱんは食べるまで、中にあんこが入っているようなやわらかい和菓子と思っていました。
クニブやカーブチーの果肉の食感がよく、ていねいに手作りされていますね。

300年の長い歴史を感じるきっぱんと冬瓜漬け。
私達も心をこめてお客様に紹介できればと思っています。
南の島のフランス食堂『プチット・リュ』

住所:那覇市松尾2-10-20
TEL:098-863-0716
定休日:毎週月曜・木曜はお休み
http://petiterue.sblo.jp/

<お知らせ>
プチット・リュでは、きっぱんと冬瓜漬けをメニューの中で提供いたします。 お酒を飲まない方には、糸満産のフレッシュハーブティーがおすすめ。 また、生ビールやオリジナルスイーツなども用意しています。